オリオン座流星群 観測結果（2010年）
2010年は，活動規模が2008年や2009年と比較してもさらに小さくなりました．極大の太陽黄経(λo)は207°.86付近と，例年値の208°よりもやや早く，2008年や2009年と比較すると約１日早い結果となりました．
2006年や2007年と比較すると確実に活動レベルが落ちており，流星電波観測において，オリオン座流星群の活動が検出できないほど活動規模が低い(推定ZHR25未満)状況に近づきつつあります．
一方で，ロングエコーは豊富に観測されており，極大が観測された21日に加え，昨年同様極大観測後の23日～25日も豊富にロングエコーが観測されました．なぜ極大後にこれだけのロングエコーが引き続き観測されるのかは不思議ですが，昨年同様の結果となりました．
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
| Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
|---|---|---|
| Oct. 20th 17h | 207°.070 | 1.15 ± 0.52 |
流星群活動推定構造
| Comp.Code | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
|---|---|---|---|---|
| ORI10C01 | Oct. 21st 12h30m | 207°.857 | 0.6 | -48.0 / +66.0 |
Parameter
- Radiant : α = 95°, δ = +16°
- Radian Elevation : 25° < h
- Using data within ± 0.75 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB