オリオン座流星群観測結果
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10月後半にピークを迎えるオリオン座流星群について,世界の流星電波観測結果を取りまとめています.(眼視観測の結果ではありませんのでご注意ください)
これまでの観測結果一覧
経年変化 (グラフで2004年以降を一覧表示)
過去のピーク及び推定構成要素一覧 (2004年以降のピーク一覧と活動推定要素一覧)
各年の概要(電波観測結果より)
西暦 | データ区分 | 概要(時刻はJSTで記載) |
---|---|---|
2023 | 世界統合 | 活動規模も推定ピーク時刻も例年並み.2022年のようなサブピークも見られず |
2022 | 世界統合 | λ⊙=205°.21でサブピークか.全体の活動の中心はλ⊙=208°.77 |
2021 | 世界統合 | 活動レベルは低調.太陽黄経208°.5付近がピークの中心か |
2020 | 世界統合 | 引き続き活動レベルは低調.太陽黄経209°.7付近が活動の中心か |
2019 | 世界統合 | 活動自体は不明瞭.ただし2018年同様,太陽黄経210°付近がざわつく |
2018 | 世界統合 | 2017年同様,引き続き,明瞭な活動は見えず. |
2017 | 世界統合 | ピークも推定活動も不明瞭. |
2016 | 世界統合 | 2013年や2014年同様,通常範囲の値が多く,ピークは不明瞭.推定ZHR30未満か. |
2015 | 世界統合 | 基本は2014年と同様の低い活動レベル.太陽黄経(λ⊙=206°.7付近は別ピークか |
2014 | 世界統合 | 2013年同様,推定ピーク値が通常範囲に収まる.明確な活動はとらえられない |
2013 | 世界統合 | 推定ピークレベルが,通常範囲の1σに収まってしまう. |
2012 | 世界統合 | 活動レベルは低い.推定ピーク時刻は,計算上早い時刻となる |
2011 | 世界統合 | 活動レベルが低下.Activity Level検出の限界に近づく. |
2010 | 世界統合 | 活動規模がさらに低下.λ⊙=207°.65と極大時刻は早い.ピーク後の半値半幅が長い |
2009 | 世界統合 | 2008年と同規模.極大はλ⊙=208°.7付近.ロングエコーの極大は24日で本極大とずれる |
2008 | 世界統合 | 2007年と比べると活動レベルは落ちたが,2004年や05年よりは明確な活動 |
2007 | 世界統合 | 2006年に引き続き明確な活動が観測された.太陽黄経(λ⊙)208°.0が活動の中心 |
2006 | 世界統合 | 推定ピークは太陽黄経(λ⊙)208°.0付近.例年よりも活発な活動 |
2005 | 世界統合 | 明確な活動は見られないが,太陽黄経(λ⊙)209°が活動の中心か |
2004 | 世界統合 | 世界統合グラフではほとんど活動が捉えられない |
2003 | - | 未解析 |
2002 | - | 未解析 |
2001 | みさと天文台 | 明確なピークが見られず。20日早朝がピークか? 眼視観測結果とは異なる結果に. |
2000 | みさと天文台 | ピークは23日と思われる。最大HR42。しかし,22日の方が23日よりロングエコー数が多い |
1999 | 千種高校 | ピークは21/22日。最大HR26 |
過去の平均値
平均グラフ(2004年~2019年平均値)
平均値(例年値)
期間 | ピーク(太陽黄経) | FWHM | 最大ActivityLevel |
---|---|---|---|
全期間 | λ⊙=208°.6 | -2°.5/+2°.0 | 0.3 |
2004-2015 | λ⊙=208°.6 | -2°.2/+2°.0 | 0.4 |
2010-2019 | λ⊙=207°.9 | -1°.5/+1°.4 | 0.3 |
眼視観測による結果について
眼視観測の結果については,以下をご参照ください.
流星の部屋(内山茂男氏による)
流星群の紹介
流星群の紹介およびここ数年の観測条件を紹介しています。
オリオン座流星群の紹介