オリオン座流星群 観測結果（2015年）
2015年のオリオン座流星群は，基本は2013年以降続く通常レベル範囲での推定値となり，オリオン座流星群の活動を見出すのは困難です．
ただし，2015年については，太陽黄経(λo)206°.665で一度Activity Levelが突出し，その後緩やかに減少するという様子が検出されました．通常，1～2時間の出来事であれば観測データのブレとして特に注視しませんが，2015年はその後の緩やかな減少を見ると，構成要素として加えてもよいと判断しました．よって２つの構成要素で推定しています．この出現が何を意味するのかはよくわかりませんが，過去はこのようなことがなかったので，今年に限ったことなのかどうかもあります．もしかしたら観測誤差なのかもしれません．数年単位でまずは様子を見てみることにします．
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
| Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
|---|---|---|
| Oct. 20th 14h Oct. 22nd 15h |
206°.665 208°.695 |
1.43 ± 0.51 0.61 ± 0.30 |
流星群活動推定構造
| Comp.Code | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
|---|---|---|---|---|
| ORI15C01 ORI15C02 |
Oct. 20th 14h30m Oct. 22nd 20h30m |
206°.665 208°.903 |
1.3 0.3 |
-3.0 / +2.0 -96.0< / +96.0< |
Parameter
- Radiant : α = 95°, δ = +16°
- Radian Elevation : 20° < h < 75°
- Using data within ± 0.75 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB