オリオン座流星群 観測結果(2011年)
2011年のオリオン座流星群は,ここ数年間続いてきたような明確な活動は見られませんでした.活動推定構造における最大値はActivity Level=0.4と,ほぼ通常範囲(0.0±0.4)に収まってきており,通常レベルとの分離が難しくなってきました.さらに半値半幅が前後それぞれ96時間(4日)を超えており,半値半幅の前後4日ということは,8日間も最大値の半分以上の活動が見られていることとなり,群流星との分離ができない状態になってきました.
(なお,半値半幅は最大値を96時間で設定しただけで,近似される最適な数値は96時間を超えています)
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Oct. 23rd 01h | 209°.131 | 0.97 ± 0.09 |
流星群活動推定構造
Comp.Code | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
ORI11C01 | Oct. 22nd 21h30m | 208°.965 | 0.4 | -96.0< / +96.0< |
Parameter
- Radiant : α = 95°, δ = +16°
- Radian Elevation : 10° < h < 75°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB