オリオン座流星群 観測結果(2022年)
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2022年のオリオン座流星群は,太陽黄経205°.212度(18日7時台JST)を中心に前後それぞれ3~4時間程度にサブピークと思われる構造を検出しました.日本を中心に活動が捉えられており,ヨーロッパは減少傾向が捉えられています.ただし,国内でも全地点で検出されているわけではないこと,またヨーロッパでは特に光学観測では報告がないことから,サブピークとする決定打には欠ける状況です.とはいえ,ロングエコーも増えており,何らかの活動があったとは思われます.
なお,全体としては例年通りのフラットな活動です.活動の中心はλ⊙=208°.77と推測されますが,活動規模は小さく,通常範囲に収まってしまっています.あくまで参考値としてお取り扱いください.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Oct. 18th 22h30m Oct. 21st 23h30m |
205°.212 208°.235 |
0.68 ± 0.22 0.59 ± 0.20 |
流星群活動推定構造
Code | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
ORI22C01 ORI22C02 |
Oct. 18th 22h30m Oct. 22st 12h30m |
205°.212 208°.774 |
0.4 0.3 |
-3.0 / +4.0 -72.0 / +99.0 |
Parameter
- Radiant : α = 95°, δ = +16°
- Radian Elevation : 20° < h < 75°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB