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みずがめ座η流星群 観測結果(2024年)

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活動の中心は太陽黄経44°~46°付近と推定.2004年~2020年の過去平均と比較しても,ほぼ同じレベルで推移しました.2023年と比較しても活動規模は弱く,ロングエコー数も過去最低レベルで少なく,2024年はおとなしい活動だったようです.2024年の推定される主極大は太陽黄経45°.77(5月6日3時UT台)でActivity Level=1.0です.

特記事項としては,グラフから太陽黄経47°.5付近に増加が見られます。加えて、太陽黄経43°.8付近も近似曲線と比較すると上振れです。特に、太陽黄経47°.5(5月7日21時UT台)は、Activity Level=1.8±0.5と前後の2倍近くとなっています。なお、杉本弘文氏が集計する速報値では、太陽黄経43°付近と太陽黄経46°.5付近の2か所で前後の値とは異なる増加を検出していますが、IPRMOの最終結果では特に見受けられませんでした。

世界観測結果統合グラフ

Graph of η-Aquariids

観測されているピーク値

Time(UT) Solar Long. Activity Level
May 4th08h 44°.034 1.58 ± 0.46
May 5th03h 44°.801 1.39 ± 0.24
May 7th21h 47°.465 1.84 ± 0.48

流星群活動推定構造

Comp.No. Peak Time(UT) Solar Long. A(max) FWHM(hr)
EAQ24C01 May 6th 03h30m 45°.770 1.0 -96.0 / +84.0
EAQ24C02 May 12th 04h30m 51°.614 0.4 -48.0 / +60.0

Parameter

  • Radiant : α = 338°, δ = -1°
  • Radiant Drift: Δα = 1°, Δδ = +0°.4
  • Radian Elevation : 15° < h
  • Using data within ± 0.50 σ in all observed data.

Reference

  • Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
  • Observed data provided by RMOJ and RMOB