みずがめ座η流星群観測結果
ページ更新日:
本ページでは,みずがめ座η流星群について,世界の流星電波観測結果を取りまとめています.(眼視観測の結果ではありませんのでご注意ください)
これまでの観測結果一覧
経年変化 (グラフで2004年以降を一覧表示)
過去のピーク及び推定構成要素一覧 (2004年以降のピーク一覧と活動推定要素一覧)
各年の概要(電波観測結果より)
西暦 | データ区分 | 概要(時刻はJSTで記載) |
---|---|---|
2024 | 世界統合 | ロングエコーが少なく,活動レベルも弱め.λ⊙=47°.5付近の増加が気になる |
2023 | 世界統合 | 例年より活発な活動(A(max)=1.8)だが2013年には及ばず.ロングエコーは多めで推移 |
2022 | 世界統合 | 活動規模はA(max)=1.0推定と例年並み.ただしロングエコーは少ない |
2021 | 世界統合 | 活動規模は2006年以来の低調で例年の7割程.ロングエコーも例年より少ない. |
2020 | 世界統合 | 活動規模は19年よりやや多い程度.太陽黄経45°.4にサブピークとするかは判断難しい |
2019 | 世界統合 | 18年と比べると活動レベルは低い.太陽黄経44°.6付近が活動の中心. |
2018 | 世界統合 | 誤差は大きいが,全体的には2017年に引き続き活動レベルが高い. |
2017 | 世界統合 | 全体的に例年よりも活動規模は高い.太陽黄経44°.3付近で予想されたサブピークを観測 |
2016 | 世界統合 | 活動規模は2014年同様低い.λ⊙=49°.5付近の活動レベルが特に2016年は顕著だった |
2015 | 世界統合 | 観測されたピーク時刻がλ⊙=43°.1付近とかなり早い.活動規模は例年並み |
2014 | 世界統合 | 活動規模が例年の半分から半分程度だった様子.λ⊙=45°~49°まではほぼ同規模の活動 |
2013 | 世界統合 | A(max)=3を超えて,ここ数年では最大規模に.例年の倍近い活動 |
2012 | 世界統合 | A(max)=3付近と例年より活発.活動の立ち上がりが早く,ロングエコーも多かった |
2011 | 世界統合 | 活動規模や,極大の遅さ,極大後のサブピーク構造は例年通り.極大後の半値半幅が長い |
2010 | 世界統合 | 2009年同様,極大は1日弱遅い.サブピーク構造は2008年同様ピーク後と推定 |
2009 | 世界統合 | 極大は1日半も遅い結果.ただし,太陽黄経44度付近で一度上昇.ここにサブピークを推定 |
2008 | 世界統合 | 極大は太陽黄経45.5度と通常通り.極大後にサブピーク構造があると推定されます |
2007 | 世界統合 | 2006年よりは活動規模が大きくなったが,2004年や2005年には遠く及ばない |
2006 | 世界統合 | 活動規模は2004年や2005年の半分程度.太陽黄経50度付近の活動と大差なし |
2005 | 世界統合 | 活動規模は2004年と同じ.半値幅が前後60時間. |
2004 | 世界統合 | 極大は太陽黄経44.0度とやや早い.アメリカのデータも不足しているためか誤差は大きい |
2003 | 世界統合 | **解析中** |
2002 | 世界統合 | **解析中** |
2001 | みさと天文台 | ピークは5日?それとも7日? 予想極大だった6日はそれほど活発ではない |
2000 | みさと天文台 | ピークは5日から6日かけてだと思われるが,明瞭なピークは分からない。 |
過去の平均値
平均グラフ(2004年~2020年平均値)
平均値(例年値)
期間 | ピーク(太陽黄経) | FWHM | 最大ActivityLevel |
---|---|---|---|
全期間 | 44°.50 | -1°.50 / +5°.10 | 1.0 |
2004-2015 | 45°.00 | -1°.90 / +5°.00 | 1.0 |
2010-2020 | 44°.80 | -1°.70 / +4°.60 | 1.0 |
※注:太陽黄経48°~51°付近は,昼間流星群の可能性もあります.前後がほぼ同期間(2°~3°)の半値半幅と仮定すると,推定ピークは太陽黄経45°.0~2付近となります.
眼視観測による結果について
眼視観測の結果については,以下をご参照ください.
流星の部屋(内山茂男氏による)
流星群の紹介
流星群の紹介およびここ数年の観測条件を紹介しています。
みずがめ座η流星群の紹介