みずがめ座η流星群 観測結果(2025年)
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2025年の活動は,活動を近似すると例年値より低いものの,ほぼ過去平均と同水準で推移.太陽黄経40°を越えたあたりから活動は顕著に.太陽黄経44°~46°付近は同程度で推移.その後緩やかに減少.なお,2025年は,太陽黄経45°.4;付近(5月5日23時UT付近)で活動規模が上がっています.Activity Levelの値も1.9と高くなりました.前後2,3時間の範囲だと思いますが,これがリアルかどうかは光学観測などとの検証が必要です.
この他,9日付近も活動規模が減少傾向ながらもActivity Level=0.5~1.0付近を維持しています.ロングエコー推移は5月5日(JST)も多いですが,それと同規模か越えるロングエコーを9日(JST)も観測されています.観測地点によっては8日もそれなりに多く,この頃の活動がみずがめ座η流星群によるものか,別の昼間流星群などによるものかは不明です.ただし,気になる傾向です.
世界観測結果統合グラフ
観測されているピーク値
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
May 5th23h | 45°.359 | 1.97 ± 0.15 |
流星群活動推定構造
Comp.No. | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
EAQ25C01 | May 5th 17h30m | 45°.117 | 0.8 | -66.0 / +78.0 |
EAQ25C02 | May 9th 15h30m | 48°.907 | 0.3 | -48.0 / +60.0 |
Parameter
- Radiant : α = 338°, δ = -1°
- Radiant Drift: Δα = 1°, Δδ = +0°.4
- Radian Elevation : 15° < h
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB