みずがめ座δ流星群・やぎ座流星群 観測結果(2011年)
2011年は,例年通り,太陽黄経120度付近(7月22日頃)から活動が顕著になりました.その後の推移も例年通りですが,ピーク規模は2010年の方が高かったようです.また,昨年のピーク時刻は太陽黄経126度付近でしたが,今年は125度付近と,やや早かったようです.日付では7月29日の極大で,昨年より1日ほど早い結果となりました.その後,太陽黄経127.9度付近(8月1日)でも活動レベルが一度あがっています.
なお,通常値を7月上旬の2週間で定義し,輻射点はみずがめ座δ流星群を採用して,輻射点高度補正とデータ制限とをかけています.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Jul. 28 15h | 125°.066 | 4.28 ± 0.10 |
Jul. 31 14h | 127°.895 | 4.87 ± 0.92 |
流星群活動推定構造
Trail-No. | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
C11T1 | Jul. 25 12h30m | 122°.08 | 1.5 | -60.0/+42.0 |
C11T2 | Jul. 29 00h30m | 125°.42 | 3.0 | -36.0/+36.0 |
C11T3 | Jul. 31 18h30m | 128°.05 | 2.0 | -24.0/+60.0 |
Parameter
- Radiant : α = 339°, δ = -16°
- Radian Elevation : 15° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB