ペルセウス座流星群 観測結果(2015年)
2015年ペルセウス座流星群の電波観測(世界統合)による観測結果です.2009年や2011年以来の高めの活動が観測されました.Activity Levelの最大値が3付近です.ただし,若干データ数が少ないのは気にはなりますが,それを差し引いてもActivity Levelの値は2を超えてくるので,ここ数年では活発な活動だったようです.ピーク時刻も本来極大とされる太陽黄経140°.0度でした.
一方で,ピーク構造の要素推定からすると,2つの要素で近似することとなりますが,今回のピークを構成している要素(PER15C01)は,半値幅が短く,毎年の活動をもたらしている構成要素とは別だと考えられます.従ってもう1要素(PER15C02)で,毎年の活動をもたらしているであろう要素を推定すると,A(max)=2.0となり,例年よりは活発ですが,過去何度か見られるような活動規模だったとも考えられます.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Aug.13 01h | 139°.802 | 2.14 ± 0.38 |
Aug.13 06h | 140°.002 | 3.40 ± 0.38 |
流星群活動推定構造
Comp.No. | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
PER15C01 | Aug.13 01h30m | 139°.802 | 2.0 | -10.0/+18.0 |
PER15C02 | Aug.13 06h30m | 140°.002 | 1.5 | -1.0/+2.0 |
Parameters
- Radiant : α = 46°.2, δ = +57°.4
- Radian Elevation : 20° < h
- Using data within ± 0.60 σ in all observed data.
References
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB