しし座流星群 観測結果(2010年)
2010年の活動は低調に終わりました.Activity Levelでも1を超えてはきませんでした.流星電波観測での活動検出が厳しい活動度であったと言えます.その中で,ピークは眼視観測の結果と同様に,18日0時UT(18日9時JST)となり,Activity Levelは0.8程度,半値幅が短く,活動としては早期に終息したようです.なお,翌日にも同様にActivity Levelの値が上がりました.こちらはActivity Level=0.4程度です.
過去のActivity Levelと眼視観測におけるZHRRとの統計的な関係式 A(t)=0.0234 × ZHRR(t) (ただし,ZHRR=155以下)を使用した場合,極大時のActivity Level=0.8は,ZHRR=34に相当します.翌日の活動はZHRR=17程度となります.
ロングエコーは18日に最も多く観測されていますが,20日も比較的多く観測されています.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Nov.17 21h | 235°.278 | 0.77 ± 0.34 |
Nov.18 23h | 236°.370 | 0.49 ± 0.23 |
流星群活動推定構造
Comp.-No. | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
LEO10C01 | Nov.17 21h30m | 235°.28 | 0.8 | -4.0 / +1.0 |
LEO10C02 | Nov.18 23h30m | 236°.37 | 0.5 | -3.0 / +6.0 |
Reference
- 20° < R.P. < 80°
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB
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