ステップ3(機材を組み立てよう)
さぁ,次はいよいよ機材を組み立てていきます。といっても,組み立てる必要があるのはアンテナだけですので,そこまで大した作業ではありません。ただし,組み立て方を間違えると,流星エコーが受信できなくなってしまう可能性がありますので,アンテナの部品と共に必ず組み立ての説明書も見ながら組み立てて下さい.
COMET製 CA-52HB HB9CV
「COMET製 CA-52HB HB9CV 2エレ アンテナ」は,50MHz帯を受信するアンテナとして広く使われており,組み立て方も難しくはないので,以下を参考に組み立ててみてください.
(1) 必ず中身の部品があるかどうかを確認する
上記のものにプラス説明書が入っているはずです。中には小さなねじもありますので,なくさないように気を付けて下さい。
(2) いよいよ組み立てだ!順番に組み立てていこう!
あとは説明書を見ながら組み立ててください。よく間違える部分がありますので,先に書いておきます。
<チェック 1> 棒には何種類かあるので要注意!
この4本はひとつの袋に入っているが,結構長い棒である。しかし,中でも赤の矢印の2本は短く,黄色の矢印の2本は長い。このように,この4本には2組ある。
この2本は,片方にはケーブルの差し込み口が付いている。
<チェック 2> ケーブルと結ぶ方は短い棒を両端に付ける。
水色の矢印がケーブルのコネクタがある棒です。そして赤い矢印が先ほどチェック1の4本の内の短い2本,黄色い矢印が長い2本です。つまり,ケーブルのコネクタ側が短い棒2本を差し込むことになります。説明書にも書かれていますので,しっかり読んでください。これを間違えると,流星エコーがほとんど受信できない状況に陥る可能性が高くなります。上の写真は組み立てる前に,各棒を配置してみました。下の写真は組み立て後です。
この後は説明書の手順に従って組み立ててください。随所の雰囲気を写真で撮影したので参考にしてください。
Radix製 RY-62V
「Radix製 RY-62V」アンテナは,HB9CVと同じ50MHz用のアンテナです.基本的に構造は同じであり,組み立て難易度はHB9CVとさほど変わりはありません.
収納状態は意外とコンパクト
収納状態は実は意外と小さく,送付されてきたときの段ボールもHB9CVに比較するとものすごくコンパクト.そして組み立てていっても,アンテナを広げない状態だと,そんなに大きな感じはしません..
広げると想像以上に大きい
収納状態に安堵して,いざアンテナを広げて,エレメントを伸ばすと,想像以上に大きい.アンテナはVの字に広がります.
エレメントの調整は楽
エレメントの固定は蝶ネジなので,長さの調整はすごく楽.説明書には参考としてどのくらいの長さにすればいいかという説明もあるため,受信周波数に合わせて調整してしまえばOK.
日本アンテナ製 AF-4
「日本アンテナ AF-4」はFM放送を利用したFRO用のアンテナです.組み立てはとても簡単です.ケーブルの差し込みさえ慎重にやれば,まず間違えることはないでしょう.特に加工も必要ありません.
アンテナの部品点数も少ない
箱を開けると,部品らしい部品はほぼなく,エレメントが入っているくらいのイメージです.中身は並べてみるとこんな感じ.
組み立ても慣れれば数分レベル
短い導波器が2本(黄色),導波器より長い1本が反射器(紫色)がありますので,導波器と反射器の位置を間違えないよう注意して組み立ててください.組み立てた後の大きさもそんなに大きくない印象です.あとは,同軸ケーブルを差し込んで完成です.なお,同軸ケーブルの接触不良には注意してください.
DXアンテナ FA2
通常のFM放送帯に加え,95MHz~108MHzのV-Low帯域まで受信できるアンテナですが,このアンテナもAF-4と同じくとても組み立てやすいアンテナです.部品らしい部品もなく,エレメントも2素子だから2本しかないし,ネジではめるだけ.しかも,FA2はケーブルがM型なので,AF-4と違って,ケーブル加工が不要です.欠点は重くて大きいことですね.
詳細な様子やは以下のコラムに記載していますのでご覧ください.
それでは「ステップ4 設置・接続しよう!」へ。