しぶんぎ座流星群 観測結果(2022年)
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2022年の活動は,ほぼ例年並みかやや弱めの活動であり,2017年と同じような活動規模でした.推定構造のActivity Levelも4.0としていますが,3.5でもほぼ同じ近似ができているため,活動規模としては3.5~4.0の間,つまり,例年並みかそれ以下の活動だったのでしょう.2021年は通常よりも活発な活動でしたが,今年はそのような活動はありませんでした.3日14時(JST)頃から活動が見え始め,日本時間では3日明け方にピークとなりました.
なお,ピークとして観測された4日4時(JST)を超えると,一時的に流星エコー数が下がり,4日8時JST頃にかけて横ばいで,その後減少しました.これが,流星群活動によるものなのか,それとも天頂効果の影響なのかははっきりしませんが,ちょうどこの時間帯は日本が天頂効果の時間帯であり,データ数が少なくなっていることも,少なからず影響しているとは思います.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Jan. 3 19h | 283°.099 | 3.9 ± 0.9 |
流星群活動推定構造
Comp.No. | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
QUA22C01 | Jan. 3 19h30m | 283°.10 | 4.0 | -8.0/+8.0 |
Parameter
- Radiant : α = 230°.1, δ = +48°.5
- Radian Elevation : 20° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB
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