しぶんぎ座流星群観測結果
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しぶんぎ座流星群のこれまでの出現状況について,世界の流星電波観測結果を取りまとめています.
(注:眼視観測の結果ではありませんのでご注意ください)
これまでの観測結果一覧
経年変化(グラフ)過去のピーク及び推定構成要素一覧 (ピーク一覧と活動推定要素一覧)
各年の概要(電波観測結果より)
西暦 | データ区分 | 概要(時刻はJSTで記載) |
---|---|---|
2024年 | 世界統合 | 2021年以来の活発な出現.λ⊙=283°.5付近に同規模のサブピーク |
2023年 | 世界統合 | ピーク後の活動レベルが例年の1.5~1.8倍で推定ピーク時刻が例年より遅め. |
2022年 | 世界統合 | 例年並みかやや弱めの活動.2017年と同規模.ピークはλ⊙=283°.1付近. |
2021年 | 世界統合 | 2019年以来2年ぶりに活発な活動.太陽黄経282°.77付近にサブピークあり. |
2020年 | 世界統合 | 活動規模は例年並みも推定ピーク時刻は通常よりも早く太陽黄経282°.95. |
2019年 | 世界統合 | 2014年以来の活発な活動。メインピークの8時間ほど前にサブピーク構造アリ. |
2018年 | 世界統合 | 活動規模は例年と比較するとやや低め.活動規模もA(max)=3程度。 |
2017年 | 世界統合 | 活動規模はA(max)=4と例年並み.ピーク前の半値幅が例年よりも長かったのが特徴 |
2016年 | 世界統合 | 推定A(max)=8.0で,2014年と同規模の活発な活動だった様子.ピーク時刻は若干早い |
2015年 | 世界統合 | 2010年並みの低調な活動。推定A(max)=3.0としたが,もっと低いかも. |
2014年 | 世界統合 | 2009年以来の活発な活動か。A(max)=8.26.データ精度もまずまず. |
2013年 | 世界統合 | ピーク時刻やピーク規模は例年通り.もしかしたら活動はもう少し高いかも!? |
2012年 | 世界統合 | 活動規模A(max)=4と例年並み.天頂効果と極大が重なり極大時刻は推定だがやや遅い |
2011年 | 世界統合 | ピーク時刻はやや早め.活動レベルは例年並み.λ⊙=283°.003の増加は気になる |
2010年 | 世界統合 | ピーク時刻は例年よりやや早い.活動規模が小さい.2008年と同じような傾向. |
2009年 | 世界統合 | ダブルピークに見えるが,実際は違うだろう.推定値では活動規模が大きかった様子. |
2008年 | 世界統合 | ピーク時刻や全体の規模は例年通り.λ⊙=281°.62の小ピークは気になる. |
2007年 | 世界統合 | 4極大頭打ちはおそらく「見かけ」だろう.推定ピークは例年並か例年よりやや大きい. |
2006年 | 世界統合 | 2つの活動ピークがあった様子.2003年や2005年と同じ傾向.メインピークは例年並み |
2005年 | 世界統合 | A(max)=6付近とやや活発だった年.2003年同様,λ⊙=283°.51に小ピークか. |
2004年 | 世界統合 | 活動規模は大きい.ピーク後のデータがあまりないのが残念.3つの構成要素で近似. |
2003年 | 世界統合 | メインピークはやや早い.その後λ⊙=283°.56にサブピーク!? 大きな誤差範囲は気になる |
2002年 | 世界統合 | 活動規模はもう少し低いかもしれないが,それでも活発だった.ピーク時刻はやや遅め |
2001年 | 世界統合 | 活動規模や活動時刻は例年並みだが,立ち上がりが急すぎる気もする. |
2000年 | 千種高校 | 4日7:00頃(JST)に極大の模様.全エコー数はHR80程度.(千種高校の結果のみ) |
過去の平均値
平均グラフ(2001年~2020年平均値)
平均値(例年値)
期間 | ピーク(太陽黄経) | FWHM | 最大ActivityLevel |
---|---|---|---|
全期間 | 283°.15 | -0°.35 / +0°.30 | 4.0 |
2001-2010 | 283°.20 | -0°.40 / +0°.30 | 4.0 |
2005-2015 | 283°.20 | -0°.40 / +0°.30 | 3.5 |
2010-2020 | 283°.15 | -0°.35 / +0°.30 | 4.0 |
眼視観測による結果
眼視観測の結果については,以下をご参照ください.
流星の部屋(内山茂男氏による)
しぶんぎ座流星群について
流星群の紹介およびここ数年の観測条件を紹介しています。
しぶんぎ座流星群の紹介