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しぶんぎ座流星群 観測結果(2023年)

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2023年の活動は,活動規模は例年並み.Activity Levelの最大値は4.5と推定されます.一方で,推定ピーク時刻は太陽黄経283°.35(4日16:30JST頃)となり,過去平均の283°.15と比較すると遅めの結果となりました.ただし,当該時間はヨーロッパで天頂効果の時間帯となりデータがない状態ですので,あくまで推定値です.前後数時間の可能性もあります.活動自体は日本時間では4日未明から活発化し,日の出後もさらに上昇.日本で天頂効果を迎えた後(4日10時JST頃)は,ヨーロッパのデータも加わって,Activity Levelは4.0~4.5付近で推移しました.太陽黄経283°.0で一度活動レベルが下がっているのは,天頂効果やヨーロッパの低い放射点高度の影響も考えられます. なお,ピーク時刻が例年より遅かった理由は,太陽黄経283°.2~283°.4のActivity Levelが例年と比較すると1.5~1.8倍程度と高かったことが要因です.この時間帯はヨーロッパのデータが主体ですが,十分なデータ数があるため,値としての信頼性は高いと思います.

世界観測結果統合グラフ

ピーク構造

Time(UT) Solar Long. Activity Level
Jan. 4 01h 283°.092 4.6 ± 0.6

流星群活動推定構造

Comp.No. Peak Time(UT) Solar Long. A(max) FWHM(hr)
QUA23C01 Jan. 4 07h30m 283°.35 4.5 -12.0/+5.5

Parameter

  • Radiant : α = 230°.1, δ = +48°.5
  • Radian Elevation : 20° < h < 70°
  • Using data within ± 0.50 σ in all observed data.

Reference

  • Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
  • Observed data provided by RMOJ and RMOB

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