みずがめ座δ流星群・やぎ座流星群 観測結果(2016年)
2016年は,活動レベルとしては例年並みの活動でした.活動の始まりは7月20日頃(λo=118°付近)から見られており,ここ数年と比較すると立ち上がりは1日程早めでした.2008年や2011年とほぼ同じ立ち上がりです.
このほか,活動推定構造の要素としては含めませんでしたが,2013年のように太陽黄経(λo)131°.5付近で活動レベルが下げ渋っている傾向はあります.ただし,ここに活動要素を加えると,DAC16C01の半値半幅(後半)が短くなって不自然なので,今回は1要素で構成しました.もしかしたら,2要素としたほうがいいかもしれません.
なお,通常値を7月上旬の2週間で定義し,輻射点はみずがめ座δ流星群を採用して,輻射点高度補正とデータ制限とをかけています.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Jul. 27 23h | 125°.147 | 4.35 ± 0.49 |
Jul. 29 14h | 126°.661 | 4.68 ± 0.81 |
流星群活動推定構造
Comp.No. | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
DAC16C01 | Jul. 28 20h30m | 125°.944 | 3.5 | -90.0/+96.0 |
Parameter
- Radiant : α = 339°, δ = -16°
- Radian Elevation : 20° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB