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しし座流星群 観測結果(2001年)

 2001年は1999年以来の流星雨となり,アメリカと日本を含むアジアとで観測されました.日本のHROではエコーが全部繋がってしまい,観測が不可能となっています.唯一は144MHzの観測あるいは指向性を思いっきり狭くして観測した観測地のみが活動の全体を捉えていきました.従って,最終的にはエコーの継続時間によってピーク構造を探っています.
 ピークはアメリカを中心とした第一ピーク,そしてアジアを中心とした第二ピークで大きく構成され,その他もいくつかサブピークのような構造を捉えています.第二ピークにおいて,Esko Lyytinen氏らの出現予報ではいくつかのダストトレイルとの遭遇が想定されていましたが,電波観測では時間分解能が1時間ということもあり,トレイルの分離には至っていません.

世界観測結果統合グラフ

Leonids

ピーク構造

Time(UT) Solar Long. Activity Level
Nov.18 05h 235°.915 4.62 ± 1.02
Nov.18 10h 236°.167 8.66 ± 1.67
Nov.18 17h 236°.419 9.73 ± 1.61 (saturated)
Nov.18 23h 236°.672 5.03 ± 0.88

流星群活動推定構造

Comp.-No. Peak Time(UT) Solar Long. A(max) FWHM(hr)
LEO01C01 Nov.18 05h30m 236°.01 2.5 -1.5 / +0.5
LEO01C02 Nov.18 10h45m 236°.14 8.0 -1.2 / +1.0
LEO01C03 Nov.18 15h 236°.3 2.0 -12.0 / +12.0
LEO01C04 Nov.18 17h30m 236°.43 11.0 -1.0 / +2.0
LEO01C05 Nov.18 23h30m 236°.68 2.5 -1.0 / +1.5

Reference

  • 15° < R.P. < 80°
  • Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
  • Observed data provided by RMOJ and RMOB

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