ふたご座流星群 観測結果(2024年)
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2024年のふたご座流星群の推定ピークは太陽黄経λ⊙=262°.03(12月13日21:30UT)頃で,過去10年平均値(λ⊙=262⪚.15)より少し早め.また,推定ピーク値は過去10年平均値AL=4.5に対し,Activity Level(AL)=6.5と高めの結果でした.推定ピーク値としては過去最大規模でした.国内ではピークの頃のロングエコー数が過去5年平均と比較すると若干多めでした.
2023年に見られたサブピーク(λ⊙=260°.0)については,同時間帯に目立った増加はありませんでした.一方で,λ⊙=260°.81(12月12日16:30UT)を推定ピーク時間帯とするサブピークが観測されています.このサブピークが何かは現時点ではわかりませんが,あまりサブピーク構造が見られないふたご座流星群が,2023年に続き2年連続で明確なサブピークが見られたことはとても興味深いです.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) | Solar Long. | Activity Level |
---|---|---|
Dec.12th 14h Dec.13th 11h |
260°.720 261°.610 |
4.2 ± 0.7 7.2 ± 0.8 |
流星群活動推定構造
Comp.No. | Peak Time(UT) | Solar Long. | A(max) | FWHM(hr) |
---|---|---|---|---|
GEM24C01 GEM24C02 |
Dec.13th 21h30m Dec.12th 16h30m |
262°.03 260°.81 |
6.5 2.0 |
-24.0 / +14.0 -4.5 / +3.0 |
Parameter
- Radiant : α = 112°.0, δ = +32°.0
- Radian Elevation : 25° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
- Observed data provided by RMOJ and RMOB
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