日本の主要都市における各主要流星群の反射領域
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日本の主要都市における,流星電波観測で観測しているであろう各主要流星群の反射領域エリア「反射領域」を計算した結果です.計算の考え方については,「反射領域の考え方」のページをご覧下さい.
ご留意事項
- 計算は2012年など特定の年で行っていますが,毎年この日はほぼ同じ条件となります.同様に前後1日はほぼ同じ条件ですので,これらの結果を同様に参考されてください.
- この反射領域計算はUtsumi 2002 の論文に沿って若干の改良を加え,公開しております.ここでは幾何的に観測し得る条件が成り立つ空域を反射領域としています.この反射領域には,電気的な仮定はほぼ100%含まれていません.従って,これにアンテナの指向性,反射に依る偏波等の仮定の導入が要求され,これを含めると結果はさらに狭い反射領域もしくはそもそも反射領域が存在しないことが予想されます.
- 本計算は,アンダーデンスエコーを仮定していますので,オーバーデンスエコーやロングエコーにおいては必ずしも当てはまりませんのでご注意下さい.特にペルセウス座流星群やしし座流星群は,53MHzの場合,観測されるエコーのほとんどがオーバーデンスエコーですので,本反射領域シミュレーションはほぼ当てはまらないと思います.
反射領域計算結果
※個別に自分の観測地点が欲しかったり,送信局や流星群を変更したい場合は,ご連絡頂ければこちらで計算をして結果をお渡しいたします.お時間を頂くかもしれませんが,お気軽にご連絡ください.
参考資料
- Junichi Watanabe (1984): Expected Region of Shower Meteors Detectable by Forward Scattering Method (II), Radio Meteor Research, 12, pp4-21 (in Japanese)
- Yosuke Utsumi (2002): Simulation for Detective Field of HRO, 2002 International Science Symposium on the Leonid Meteor Storms