2024年ふたご座流星群電波観測速報

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世界の流星電波観測データを用いた「2024年ふたご座流星群」の電波観測速報です。流星電波観測国際プロジェクトで用いているActivity Levelと、その値から算出されるZHRrを公開します。

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推定ZHRr

世界のデータによる集計結果(1時間毎:太陽黄経表示)

「ZHRr」は、各観測地のデータを「散在流星」で減算することで増加分を算出し、高度補正して求めています。眼視観測のZHRに相当します。「散在流星」は、11月24~12月7日の14日間のデータを平均して、散在流星の日周変化としています。南中時の輻射点高度が70°を超えると電波観測特有の「天頂効果」によりエコーが一時的に減少するため、有効なデータの時間帯のみを表記しています。

(補足) 「ZHRr」は、電波観測の結果で中心時刻はn時30分です。
「ZHR(IMO)」は、IMO発表による眼視観測の結果です。

国内だけの集計結果(1時間毎集計)

国内で観測できる時間帯を日本時間で表記しています。

(補足) 「Long」は、20秒以上継続したエコーをZHRに換算して掲載しています。
「ZHR(Japan)」は、国内の眼視観測の結果で内山茂男氏発表のデータを使用しています。
「Radiant elevation」は、国内の平均地点の輻射点高度です。

謝辞(使用データ)

今回は、国内14ヶ所(7観測者)と海外25ヶ所の観測データを集計して作成をしています。
報告ありがとうございました。
多数の観測地点が参加することで、更に精度が向上します。
新規の参加をお待ちしています。データの送り先とご意見は、杉本弘文まで。
(国内観測報告者)
桂 伸夫、狩野 正樹、信太 浩信、坪井 正紀、中村 知弘、藤戸 健司、杉本 弘文

Activity Level Index

流星電波観測国際プロジェクトで公式結果として使用しているActivity Level Indexの速報値です。

Activity Level Index of Geminids 2024
世界19か国52データから求めています(赤線が2024年の推定活動、灰色線が過去平均、灰色点線は2023年の結果)

2024年の推定活動

2024年はメインピークは過去平均よりも早めのλ=261°.75付近 (12月13日23時JST頃)にピークを迎えた様子。なお、ピーク前のλ=260°.70付近 (12月12日22時~23時JST頃)でサブピークが観測されたようです。

ふたご座流星群について

流星群の紹介およびここ数年の観測条件を紹介しています。

免責事項

本ページの情報は、更新日時時点での最新情報です。従って、最終的にはデータが変わることもありますので、予めご了承ください。この他、データの扱いについては「著作権(データ引用)・リンク・個人情報・免責事項の考え方」をご覧ください。

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